薄暗い公園のベンチ
美由紀さんの指がクリちゃんに被った皮をめくり上げて押さえている。
真珠玉のように丸くてつやつやしたクリちゃんに触れていた指を、僕は離した。
そして、ギリギリまで顔を近づけて、舌先で舐めた。
「あっ……」
美由紀さんは、僕がそこを舐めたことがわかったみたいだった。
閉じてしまわないように押さえている太腿の滑らかさや、鼻先に触れる硬い陰毛のくすぐったさが、やけにリアルに感じられる。
世界に存在しているのは、僕の舌と鼻先と手のひら、女のアソコと陰毛と太腿、それだけになってしまったみたいだ。
僕は、濃い陰毛の密生した恥丘に鼻先をこすりつけて、匂いを嗅いだ。
甘いような酸っぱいような、何かが腐ったみたいにも思える匂い。
この匂いが、美由紀さんだけのものなのか、すべての女に共通の匂いなのか、僕にはわからない。
男の精液の匂いがみんな同じように、女のアソコの匂いも同じなのかもしれない。
そういえば、さっき美由紀さんの手に扱かれて放ってしまった僕の精液の匂いが、空気の中に混じっている。
美由紀さんの匂いと僕の匂いが混ざり合って、スカートの中はむせ返りそうに濃密な空気に満たされていた。
小さなクリちゃんだけを舐めつづけているのは、僕には難しくて、いつのまにかアソコ全体を口に含んでしゃぶるように舐めまわしていた。
「あぁ……きもち、いい……」
美由紀さんは薄暗い公園のベンチに腰掛けたまま両脚を開き、仰け反るように上体を反らして後ろについた手で肢体を支えている。
マズイよ。
また、勃ってきちゃってる。
このままじゃあ、帰れない。
右手で勃起した自分のムスコを扱きながら、美由紀さんのアソコを舐める。
部屋で、エロ雑誌を見ながら抜くときとは比べ物にならない。
すごい、すごいよ、美由紀さん。
「はぁん……いいっ」
「僕も、気持ちいい」
舐めていた口を離すと、美由紀さんのアソコが、ぐにゃりと蠢いた。
軟体動物のように蠢くアソコを小さなライトで照らして観察しながら、僕は右手の動きを速めていった。
美由紀さんの手が、アソコに伸びる。
人差し指の先でクリちゃんをいじりながら、中指がアソコの中に入っていく。
さっき、吸い込まれそうになり、驚いて僕が手を離してしまった場所。
美由紀さんの中指は、ためらうことなく中に入っていって、いやらしく動き出した。