女の人の唇の柔らかさ

「しょ、美由紀さん、待ってください」

 

「なに?」

 

「僕、こ、こんなの、困ります」

 

「男らしくないわねえ、別になんにも困らないよ」

 

「だって、美由紀さんは拓哉兄さんの奥さんで」

 

「それが、なに?」

 

なに?って正面切って言われてしまうと僕はなにも言い返せなくなってしまう。

 

本当は、僕は、美由紀さんとこの前の続きをしたいと思っているんだ。

 

今日は、ジーンズを穿いている美由紀さんのヒップは、腰骨が横に張り出してボリュームたっぷりだ。

 

ピチピチの太腿と、股に食い込んでいる縫い目のあたりをジッと見る。

 

このブルージーンズの下に、アソコが隠れてるんだよね。

 

夜の公園で、小さなライトで照らして見た初めての女のアソコ。

 

今夜、リビングの灯りの下でみたら、どんな色をしてるんだろう?

 

想像してたような、綺麗なピンク色かな。

 

それとも、もっと、いやらしい色をしてるの?

 

知りたい。

 

今すぐ、見たいよ。

 

「どうしたの?脱がせていいのよ」

 

「ごっくん」

 

唇が触れると、美由紀さんが目を閉じた。

 

僕は、初めて触れた女の人の唇の柔らかさに感動した。

 

美由紀さんの舌が僕の口のなかに入ってくる。

 

キスはこういうふうにするものなんだよ。

 

そう言ってるみたいに美由紀さんの舌が動く。

 

甘い舌が、僕の脳みそをトロトロに蕩けさせた。

 

「ここ、硬くなってるよ」

 

「しょ、美由紀さん!」

 

「うふっ、かわいいね」

 

美由紀さんは、キスをしながらすごく器用に僕のジーンズのファスナーを下げた。

 

ボクサーブリーフの上から握られる。